2年前の島根の旅、2日目は足立美術館へ。
足立美術館は、横山大観をはじめとする近代日本画や北大路魯山人の陶芸などを中心に総数約2000点を所蔵しているほか、5万坪の日本庭園は、米国の日本庭園専門誌「ジャーナル・オブ・ジャパニーズ・ガーデニング」による庭園ランキングで、18年連続日本一に選ばれています。
友人からの勧めもあり、一度行ってみたかったところです。
このランキングは、「いま現在鑑賞できる日本庭園としていかに優れているか」を基準に調査・選考されており、特に足立美術館は、広大な庭園の細部にまで維持管理がゆきとどいている点が高く評価されているそうですが、納得。
足立美術館は、実業家として成功した足立全康の「郷土に恩返しがしたい」という思いから、昭和45年に設立されました。
足立全康はまず日本庭園を通して四季の自然の美を感じてもらい、その感動をもって横山大観などの作品にふれることで、日本画の魅力を理解してもらおうと考えたそう。
すごい財力と、小市民の私は思ってしまう。
創設者 足立全康の像
枯山水庭
庭園もまた一幅の絵画
圧巻の庭園でした
そしてこの日のお宿 玉造温泉 佳翠苑皆美へ
いつもは、出来ればこじんまりとした宿を好みますが、この時は飛行機で行きは出雲へ、レンタカーで移動して帰りは松江空港という計画だったため、チケットとレンタカーと宿を一緒に大手旅行代理店で予約し、そちらのご担当者おすすめのお宿にしました。
夕飯の前菜
お造り
柿の器にはお浸しが、手前は炊き合わせ
確か鯛茶漬けだったような
朝食はブッフェ 隊長のお茶碗とお味噌汁の向きが反対ですね、失礼しました
“神の湯”ともいわれている「玉造温泉」は、古来より美容と健康に高い効果が期待できる名湯として旅人の心と体を癒やし続けてきたそうです。
開放感のある露天風呂で、ゆっくりのんびりできました。
出雲八重垣神社 古くからの縁結びの神さまへむかいました。
かなりの歴史を感じるユーモラスな狛犬
山神神社 古式の鳥居と、効能は「授児・子宝・下の病に御加護あり」と。
子宝のパワースポットに納得。
夫婦椿
鏡の池では、大人も子供も、占いの紙に10円か100円を乗せて池に浮かべていました。
縁結び占いの池だそうです
いざ国宝 松江城へ
国宝指定された5城のうちの一つ
こちらでも、地元のボランティアガイドさんにお願いしましたが、興味深いお話を聞けました。
昭和25年の文化財保護法施行で国宝から重要文化財に“格下げ”されてから実に65年。
国宝認定は地元の皆さんの悲願だったそうです。
江戸時代初めに完成したことを証明する祈祷札の発見が決め手になり、2015年についに国宝認定なったそうです。良かった〜。
標高29メートルの亀田山に建つ天守からは宍道湖を眺望できました
1周50分ほどで遊覧船で近隣の見学も、船頭さんの楽しい話と共によかった
今回も、石見銀山、出雲大社、松江城で地元のボランティアガイドさんにお願いし、自分たちでは気づかない様々な話を聞けて、皆さんの地元愛にも触れて、とても面白かったです。
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