今まで最も感動した博物館のひとつであるヴァーサ号博物館訪問の記録です。
3年前にスウェーデンに行った時、滞在中最も感動したところです。
日本では江戸時代にあたる、1628年、スウェーデン王室の軍艦ヴァーサ号は処女航海に出ましたが、ストックホルム港で転覆し、あっという間に沈没しました。その333年後、海底に沈んでいた、この強大な軍艦は引き上げられ、その引き上げられた船が展示されています。
船体は、98パーセント原型を留めたまま残され、何百もの彫刻が施されています。
全部で500の像、また200余りの木彫装飾物がヴァーサ号を飾っています
贅沢に色をあしらった彫刻と装飾
色を再塗装したヴァーサの船尾
ゆったりとしたスペース、皆とても熱心に食い入るように見ています
帆をつけたレプリカの展示も
色んな意味でとっても興味深いです。必見です。
- 当時スウェーデンが建造した軍艦のうち1番高価で1番華麗に装飾されていた艦だったこと。
- 出航後、わずか約1300m、風が強くなり、ヴァーサ号は傾き沈没。それもこの華麗な艦の処女航海への出海を見送るために出ていたストックホルム市民達の目の前で。
- 17世紀の設計者たちは船の安定化を図るための理論的計算方法を採用せず、これまでの経験に従って船を造った。技術革新(ヴァーサ号の場合、大砲用に2つの包囲型デッキ)を導入するには試行錯誤が必要だった。この設計では、ヴァーサ号は上部が重すぎたために、風の影響でバランスを取ることができなかった。
- 333年も海底に沈んでいたのに、5年間この船を探すため、資料研究と共に船が沈没したと推定される現場を探すため実際海に出かけていった学者が発見したこと。
- バルト海の海水は塩分含有率が低いので、木造船が何百年も侵蝕されずそのままの型で残っていたこと。
- それを引き揚げたという技術。
現物の引き上げられたヴァーサ号は圧巻で、感動しました。
3年前の時に、既にスウェーデンではほぼキャッシュレスで、滞在中一切キャッシュが不要で、すべてクレジットカード決済だったことも進んでいると思ったのでした。
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