ワクチンの二回接種が夫婦とも完了し、思ったほどの副反応もなく、われら夫婦の夏休みのメインイベントのひとつである、日本百名山 会津駒ケ岳山行2泊3日の記録です。
そば八でランチ
桧枝岐村(ひのえまた)に向かう時は、だいたいいつも西那須野塩原ICを降りた後に、そば八でのお昼が恒例です。
久しぶりに来たら、食券機が導入されていてびっくり。スイカも電子マネーも使えました。
こちらはひたしそばが有名なのですが、いつもそればかりなので、私は塩原高原大根付きのきのこそば、夫はまいたけ天ぷらそばを注文。
こちらのそばは私好みの細そばで、そばが旨いです。
ミニ尾瀬公園
車を走らせ、檜枝岐村へ。
尾瀬沼に行く時に、ミニ尾瀬公園のカフェから燧ヶ岳を望んだことはありますが、公園内を歩いたことがなかったため、ちょいと寄ってみることに。
受付の方が、檜枝岐村に宿泊の予定がありますかと聞いて下さり、民宿こまどりに宿泊予定と伝えると、500円→400円に、100円割引してくれました。
なんと明日8月1日から、ミニ尾瀬公園が今シーズンに限り入場無料になるそうです! www.minpo.jp
カフェにはインスタ映えする山ぶどうジュレとかサンショウウオジェラートとかあったのに、冒険しない中高年二人はコーヒーとそば茶。地味だわ~、インスタ映えしないわ~。次回は映えるの注文するわよ。
この夏の北アルプスデビューに備えて、いつものトレッキングシューズとは別の岩場対応の登山靴を購入し、足慣らし用に持ってきて、それを履いて歩いてみることに。
公園は尾瀬を再現したものらしく、一周約2km、40分ほどの散策で尾瀬や里山の雰囲気が味わえます。木道もあります。
ミニ尾瀬カフェの二階に、武田久吉メモリアルホールがありました。
長身で男前のこの方、どこかで見たことがあると思ったら、
日光にある英国大使館別荘記念公園で見た記憶を思い出しました。
英国の外交官として、明治維新に大きな影響を与えたアーネスト・サトウの息子の武田久吉でした。日本山岳会の会長を歴任した登山家。植物学の大家で、高山植物の大家。尾瀬の自然を生涯愛し続けた理学博士。
アーネスト・サトウと武田久吉の日本人の母がどのように出会ったのかにも興味がわきました。
愛用したカメラや日記帳やスケッチなどが展示されています。日本山岳会の創刊号で尾瀬の紀行文を初めて掲載、一躍尾瀬は山岳会に知られることになったそう。 詳細なスケッチに驚きました。
英国大使館別荘記念公園にも彼のさまざまなスケッチが展示されていたことを思い出し、再訪したい気持ちになりました。
彼の尽力により、今の尾瀬の自然がいかにして守られてきたかを知る良いホールでした。 www.tochigiji.or.jp
ミニ公園内には立派な尾瀬写真美術館、尾瀬書美術館もあり立ち寄るところだったのですが、登山靴を脱ぐ必要があることがわかり、観覧せず。えー、そこー、ですけど笑。
この間、夫がサングラスがないと言い出し、二人でミニ尾瀬公園内の歩いたところをぐるぐると探し回りました。
結局二周したところで、夫が最初にサングラスがないと言った場所の通路に落ちていました。
これが本当の灯台下暗し。
檜枝岐温泉 民宿こまどり
この日の宿は、会津駒ケ岳登山口に二番目に近い民宿こまどりへ。
夕食は6時から、食事処でいただきました。
ゆでたての裁ちそばが美味しい。天ぷらには山椒魚も。
我ら、和室の部屋の布団で寝るとどうも腰が痛くなり、最近はモンベルのエアーパッドを持参し夫がふくらまします。いつもすまないねえ。
後日、これが山行ではかなりの重量になったことがわかったのでした。この時はそんなこと知る由もないわれら二人。
夫のエアーパッド、サイズ180 : 651g、私のはサイズ150 : 545g。
各々500超のこのパッドが登山時にボディブローのようにきいたのでした。
朝食は5時半から準備可能と伺いましたが、私たちは6時半にお願いしました。
会津駒ケ岳登山の日帰りのお客さんは5時前に出ることもあるらしい。
前日夕食時に隣の席の紳士二名は、渓流釣りが目的で、6時前には出発されていました。釣り、山登りは皆さん早起きです。私たちは小屋に泊まるので、ゆっくりにしましたが、実はもっと早くてもよかったことが後で判明するのでした。
6時半の朝食をすませて、7時半前には、お宿の奥さんが会津駒ケ岳登山口まで車で送ってくれました。車はお宿の駐車場に置いていてよいとのこと、助かります。
登山口に着いて、奥さんに行ってらっしゃいと言っていただいた時に、夫が私に車の鍵はどうしたかと聞くのです。車にいらない荷物を最後に乗せたのは私。鍵が見つかりません。こまどりの奥さんが、宿にあるなら取っておくよと、スマホで宿に電話をしてみることに。ところが宿でも鍵は見当たらないと。
申し訳ないけれど、もう一度宿に戻って車の鍵を探したいので戻ってくれませんかとお願いすると、快く戻ってくれました。鍵がないまま登山しても気になって楽しめないだろうからとも言って下さり、私は恐縮至極に存じました。
戻って私たちの車の中を探すと、ありましたー、鍵が、後部座席に。私が荷物を置いたところに。あーごめんなさい。ちっちゃくなる私(体は大きいけど)。
奥さんが、鍵があってよかったね、安心して山に登れるねと、心配しちゃうよね、とまた登山口まで2往復(15分x2)して下さって、本当にありがとうございました。
気を付けて楽しんできてねと、再度優しい言葉をかけてくださいました、本当に感謝です。
夫のサングラス事件、私の鍵事件と中高年夫婦の珍道中、会津駒ケ岳登山は明日に続きます。
今回お世話になった民宿こまどり。
会津駒ケ岳登山口そばで、とても便利&大変親切でした。
以前宿泊した、せせらぎの宿 尾瀬野もよかったです。舞茸ご飯が絶品でした。
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