夏山はあっという間に冬山になってしまうので、その前に行っておきたい山がある。
というわけで、8月に八ヶ岳の天狗岳に登れたらいいな、と隊長と計画し、早朝から登ることを鑑み、前泊は登山口のすぐそばの奥蓼科温泉郷の信玄ゆかりの渋御殿湯へ、下山後は渋・辰野館に宿泊した記録です。
ワクチン二回接種、感染症対策をして出かけました。
初日 御射鹿池 渋御殿湯宿泊 ←今ここ
2日目 苔むす森歩き 黒姫平 渋・辰野館宿泊
御射鹿池(みしゃかいけ)
昭和期を代表する日本画家、東山魁夷の作品『緑響く』の題材にもなった場所。CMの撮影場所としても有名になったそう。
恥ずかしながら、この作品を知らず、後でネットで確認しました。
「湯みち街道」と言われるところどころヘアピンカーブが続く道沿いに、幾体もの観音様の石仏が立っていました。江戸時代この地を訪れた湯治客らが、湯の効能に感謝して寄進したものだそう。
渋御殿湯
北八ヶ岳の中腹海抜1800mの高所にあり、八ヶ岳登山に湯治に避暑にと、広く親しまれている山の出湯。
一説によると、延歴二年(783)諏訪神社の霊夢により発見され、戦国武将、武田信玄の傷病兵を治療した名湯として知られているとありました。
部屋にも信玄公を偲ぶ掛け軸が。
はく製が部屋にもありました。鳥の名は『ウソ』かな?
清潔なお部屋にはすでに、布団も敷いてありました。
感染症対策に、事前にお部屋に敷いてあること多しです。
西の湯
浴衣に着替えていよいよ温泉へ。まずは西の湯。こちらにだけシャワーやカランがあり、石鹸やシャンプーが使えます。日帰り温泉はこちらに案内されるようです。
左が加温されている湯、右が源泉26℃。それでも冷たくて私は源泉には入れませんでした。
東の湯
歴史感じるこちら東の湯は宿泊者専用。
左奥が源泉(26℃)、中央が「渋長寿湯」は泡立ちのする特殊噴泉(31℃)、右が加温されている湯(42℃)もの。
こちらは女湯ですが、男湯の「渋長寿湯」の方が広かったようです。
硫黄泉の香りと白濁の湯がとてもなめらかで、肌がつるつるになりました。
夕飯
食事処で。17-18時の間に行きます。
この日のお客は私たちを入れて3組。他の2組はどちらも男性の一人客でした。
お鍋は席についてからスープを入れて火をつけてくれました。
茶碗蒸しも出来たて提供。
お造り天ぷら、岩魚の塩焼きなどはテーブルに準備されていました。
ビールをいただき、諏訪の神渡のお酒を。とうもろこしは女将さんからのサービス。
翌朝の朝食は7時からだそう。
もし早く出発したい場合はおにぎりに変更可能とのことなので、6時出発を目指しておにぎりをお願いし、この日のうちに料金の支払いを済ませました。
朝食
翌朝、朝食のおにぎり🍙がフロント前のカウンターに、お茶のセットと共に置いてありました。お茶セットが優しいです。
おにぎりセットを持って、いよいよ天狗岳に向けて、6時過ぎに出発です。女将さんが、朝見送ってくださいました。
感想
何をさておき、温泉♨️が素晴らしかったです。
戦国の世でこのお湯に入ったら、傷も心癒やされただろうと。
信玄の隠し湯とか聞くと、益々効能があるような気もします。(泉質:単純賛成硫黄泉)
源泉は26℃と冷たくて、私は入れませんでしたが、加温されている湯の、なめらかな白濁の湯がとても好きです。
施設自体は、歴史があるだけ、建物はやや古く、トイレ、洗面所は共同です。
旅館と民宿の間のような印象のお宿でした。
登山口のそばで、早朝出発にはとても便利。
当日下山でしたら、宿泊者は駐車料金払うことなく置かせていたけたのが助かりました。
朝食をおにぎりに変更して下さって、お茶も準備、夜のとうもろこしのサービス等、ちょっとした配慮が嬉しいです。ありがとうございました。
翌日は苔むす森を歩き、信玄の薬湯 渋・辰野館に宿泊です。
明日に続きます。
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