蔵王に行くのは何年振りでしょうか。
夫と山と温泉の旅を計画しながら、いつ行ったかなとお互い記憶をたどりました。
2人とも結婚する前に、別々にスキーの時期だからはるか30年も前のことでした。
しほさんの蔵王のお釜のブログを見て、あー行きたい、と天気予報とにらめっこしながら、楽天スーパーセールになっているお宿を夫が探してきました。
大きな蔵王山神社の鳥居⛩をくぐって行きまーす。
蔵王温泉 深山荘高見屋
樹氷通りから高湯通りを右折して、この通りの一番奥が高見屋。
駐車場に着いたら、階段を登ります。駐車場でスタッフの方が待機されていて、荷物を持って下さいます。自分で持てます、と言っても持ってくれます。
看板に享保元年創業(1716年)とあります。なんと300年も続く宿。
検温、消毒、チェックイン後に、お部屋に案内されました。
古い4棟の和風建築の建物を廊下や階段で繋いでいると、館内の説明を受けました。
感染症対策により、ウェルカムドリンクは冷蔵庫に冷やされた山形のかわいいりんご🍎ジュース缶。
お部屋のお菓子も甘酸っぱい山葡萄のお菓子と干し梅。
二間続く和室のお部屋と、椅子のコーナーもあり、広々しています。
館内には、ライブラリーや、その昔この宿に山形藩主や皇族が宿泊した際のゆかりの品も展示されて。
酢川温泉神社
宿の隣の鳥居から、250段の石段を歩くと酢川温泉神社に行けると伺ったので、行ってみました。
両脇にはサラリーマン川柳が書かれたプレートが灯篭にかかっていました。
楽しいような、なんだかちょっと違うような。
蔵王山の石碑の後ろには享和三年とありました。1803年、江戸開府200年!
檜の湯(源泉2号)
浴衣に着替えてまずは、せせらぎの湯の檜の湯へ。
男湯と女湯は夜23:30以降交換になります。
立ち込める硫黄のにおい。これぞまさしくザ温泉です。
泉質は、なんと全国2位pH1.5の強酸性泉&硫黄泉。
日本で二番目に強酸性温泉だそう(1位は玉川温泉)。
湯の花が見えて、源泉かけ流しの白濁の湯。たまらなくいいです。
長寿の湯(源泉1号)
こちら女湯。源泉1号と2号の違いは私にはわかりませんが、どちらも満足、何ともいい湯でした。
山形県温泉年表。原始時代から高湯蔵王温泉があります。すごい。
夕食
夕飯はお食事処 蔵漆亭で。
前菜の菊の”もってのほか”を油揚げで巻いた一品が美味でした。
吸い物椀の水の輪大根が見事な美しさ。
下湯共同浴場
夕食後、ぶらぶら高湯通りを歩いてみました。お店はほとんど閉まっていましたが、下湯共同浴場にも入ってみることに。
石風呂(源泉2号)
翌朝は夕べと異なる石風呂で朝風呂をいただき満足。雪見の季節もよろしかろうかと。
朝食
朝ごはんは事前に7時半にしたところ、その時間に合わせて土鍋でご飯を炊いて用意されていました。
感想
今年行った初めての温泉の中で、最も好きな泉質でした。これは夫も同じ感想。
元々乳白色、白濁の湯が好きですが、なんですか身体の芯より温まり、すべすべになるお湯でした。
長い歴史の中で、人々に愛され、名湯ここにありと実感です。
300年の歴史を持つ高見屋さんは、第一に温泉、食事、寝具、サービスと満足でした。
山形は美味しいものがこれでもかとありますね。
つや姫やはえぬき米、数々の葡萄🍇、りんご🍎、サクランボ🍒などの果物、日本酒、ワイン、大好きな菊のもってのほか、だだちゃ豆、赤蕪、山形のだし、牛肉、蕎麦。もうあげたらきりがありません。
大好き山形!
ちなみに、山形に関係者はおりません。
朝食時に、チェックアウトの際には、フロントに電話すれば荷物を運んでくれる旨言っていただきました。急傾斜の階段が多いので配慮されているのだと思います。山登りする私たちは、荷物を運んでいただく必要なく、自分たちで対応しましたが、サポートが必要な方には助かるサービスだと思いました。
8時半前には宿をチェックアウトして、いよいよ日本百名山 蔵王の熊野岳、お釜を目指します。
明日に続きます。
白濁のお湯、青森の谷地温泉は秘湯を感じられます↓
源泉が18℃という長野の奥蓼科温泉郷 信玄の薬湯の渋・辰野館も白濁の湯で大層よかったです↓
こちらは私の不動の一位。栃木県にある奥鬼怒温泉郷の宿。二時間半、歩いてしか行けませんが機会がありましたら是非。冬↓
夏も秋ももちろんいいです。↓
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