塔ノ岳登山を終えて、この日大山阿夫利神社の参道に佇む旅館あさだに宿泊しました。
翌日は、ケーブルカーで「阿夫利神社下社」まで行き、山頂の「阿夫利神社本社」に参拝しました。
地図
旅館 あさだ
この周辺の多くの旅館の看板に先導師と書いてありました。
江戸時代に流行した当時の「大山詣り」は、同じ信仰を持つ人々で結成された「講」と呼ばれる集団によって行われるのが習わしだったそう。
大山は別名を「雨降山(あめふりやま)」と呼ばれるなど、雨乞い、五穀豊穣、商売繁盛を願う多くの庶民が「大山詣り」に訪れたと。
そして、阿夫利神社に仕える神官は「先導師」と呼ばれ、講の人々の安全祈願をし、宿泊のお世話をする役割を担ってきたそうです。
ロビーのこの鏡の奥は阿夫利神社の分霊を祀る神殿で、明朝は、この扉が開かれますと、若女将が案内下さいました。
お部屋
八重椿の部屋に案内いただきました。
隅々まで掃除が行き届いている清潔なお部屋。
早速浴衣に着替えて、大浴場へ。
この日は私達と2組のみの宿泊なので、大浴場も時間予約をして貸し切りでゆっくりできました。
貸し切り露天風呂
温泉ではないようですが、お風呂は全て「大山の伏流水」。
適温でいつまでも入っていられそうで、本当に気持ちがいいです!
夕飯
三宝には、わかさぎの南蛮漬け、白和え、金柑煮、煮豚など。
絹豆腐が入った卵の蒸し料理、空也蒸しは絶品でした。
お造りと猪鍋
豆腐のグラタンと天ぷら
鮎の塩焼き&ふきのとうみそ 飛竜頭の炊き合わせ
くわいごはんとけんちん汁 水菓子
水菓子の器は時代物のようでした。豆乳プリンを食べ終わると底に富士山🗻現る!
食べきれない量でした。
もっと少量で十分だと思いますが、心づくしのお料理の数々を十分に用意されたいという気持ちが感じられ、品数を減らす決断はきっと難しいのだろうと想像します。
大山の水で作った名物・大山豆腐を使ったさまざまな料理は一つ一つ手作りで、80代の女将と若女将がお二人で作っているんだそう😲
お豆腐と野菜中心で、どれも丁寧に、優しい味付けで作られていて、盛り付け&器が楽しく、感心しました。
食事を終えて、部屋に戻るとこたつが移動されて、きっちりとお布団が敷かれていました。
登山の疲れで、わずか数秒で爆睡😁
翌朝、神殿の扉が開いていました。
大山講の参詣者は登拝前日に宿泊。
翌朝、神殿で登拝前のお祓いを受けて、今も先導師の道案内で登拝する際には白装束を身に着けて行くそうです。信心深いです。
朝飯
朝からたっぷりです。
湯豆腐、焼き鮭、温泉卵、おから、花豆、蓮根のきんぴら、ほうれん草の胡麻和え、切り干し大根の煮物、白米に豆腐の味噌汁、香の物、ヨーグルト。
食べすぎです。
勝手に採点 4.4点/5
【部屋】★★★★4【風呂】★★★★4
【食事】★★★★☆4.5【サービス】★★★★★5
【コスパ】★★★★☆4.5
食事が大変よろしく、若女将とスタッフの方の応対も丁寧で気持ちの良いサービスでした。
食事の★4.5は量が多かったため-0.5としましたが、ほぼ満点に近い気持ちです。
古い建物ですが、掃除が行き届いて、手入れをされており、清々しく満足です。
翌朝阿夫利神社へ行く際、駐車場に止めさせていただきとても助かりました。
ケーブルカーの割引券もいただきました。
宿泊だけでなく、豆腐懐石の食事のみや日帰り入浴もあるようで、そちらもよさそうです。
ケーブルカー乗り場にも近く、ケーブルカー乗り場までの「こま参道」の両脇のお土産屋さんを眺めながらの、とても便利な場所にありました。
紅葉のライトアップの季節に再訪したい宿になりました。
東京都の西奥多摩エリアに位置する山岳信仰の山、御岳山の宿坊もよかったです↓
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