Kajirinhappyのブログ

おうちごはん、家飲み、山旅、温泉、リモートワーク中の日常などを綴っています。

【槍ヶ岳登山二日目 初秋の槍ヶ岳に行ったはずなのに初冠雪の冬山だった 恋こがれた山は一回ではYesと言ってくれない】

 

10月初旬の槍ヶ岳登山の振り返りです。

槍沢ルート

槍沢ロッヂの5:00の朝食を済ませ、日の出と共に槍ヶ岳山荘に向かいました。

槍沢ロッヂ&ヘリポートに別れを告げて

赤沢岩小屋は行きには気が付かず

なんと芥川龍之介も17歳の時に、槍の穂先に登ったとか😮

いくつもの沢を超えて

ふと振り返ると左に赤沢山

紅葉も始まってました

槍の穂先が見えてきてゾクッとする

坊主岩小屋

「播隆窟」とも呼ばれる

あこがれの穂先3,180mに初めて立ったのは、江戸後期の山岳修行僧・播隆上人だったそう。

播隆上人が槍ヶ岳に登る際に、ここで寝泊まりしたとされている。

このあたりから、雨とみぞれが降って来て、レインウェアに着替えました。

あと1000メートルこれを目印に無心で登る

つづら折りで、槍を見ながらの直登で急斜面がきつい😓

槍が見えたりガスったり

誰にも会わず心配になる。

ひとり赤いヘルメットに台湾からと書いてある登山者に、急スピードで抜かれました。

槍ヶ岳山荘

雨の中ヘロヘロになりながら槍の肩へ

槍ヶ岳山荘に11:00に到着(約5時間)

先ほどの台湾の方がひとり、雨&ガスの中、槍の穂先にアタックされていました。

私たちはチェックインして、ひと休みしてから考えることに。

我らが一番最初にチェックイン

山荘の人に、穂先にアタックするなら、今がいいと。これから天気は荒れ、明日はもっと無理だろうと。

 

ほとんど誰も登っていない穂先に、我ら3000メートル級の山はど素人二人、雨とガスとみぞれ交じりの中登るのか、どうするのか。

 

足元すべって、足元見えなくなるリスクを思うと、隊長と熟考の末、今回は見送ることに😭

晴れていて、みんなが登っている、足元のしっかりした時に登りたい。

弱い自分ですが、それが今の私の力量で、無理はしない。

来年、夏にまた戻って来ると隊長と誓いました!

キッチン槍

寒くてとてもビールを飲む気になれず。

ブラックキーマカレーと牛丼のお昼

その後外は大荒れで吹雪になり、穂先は全く見えず。

14:30の山荘前はこんな雪 初冠雪

山小屋の個室 大槍

大雪になって来て、槍の穂先に登れなかったショックよりも、明日下山できるかなとそっちが不安になりました。

個室は暖かいという言葉を信じて

達人に出会う

寒くて寒くて、ストーブの前で暖を取っていると、大きなザックを担いでいる達人と思しき方がびしょびしょになりながら山荘に入ってきました。

 

思わず達人に声をかける私。

私「そのザック何キロですか?」

達人「29キロです。」

私「ひえー」

 

どう考えても私より軽い体重(たぶん50キロ前半位?)の彼は、29キロと言えば、お米半俵を毎日背負って、室堂から、薬師岳経由で既に5日間縦走してこの日槍ヶ岳山荘に来たと。

すんごい体力と筋力と気力ですね😮恐れ入りました。

 

ずっとテント泊だったけど、この荒れた天気でさすがに、今日は小屋泊にすると教えてくれました。

おでんとビール

談話室で、暖をとってぼーっとした後、キッチン槍にいって、おでんとビールを飲むことにした我ら。

達人も来たので、少し話をすることが出来ました。双六小屋から槍ヶ岳山荘へ、そして明日は槍沢経由涸沢へ行く8泊の縦走中だと😮

夕食直前の16:59 突如槍の穂先現る

急に晴れて思わず外に出て写真を撮る

あんなに降っていた雪が17時前にやんで、急に晴れて槍がくっきり見えました。

雷鳥

雷鳥5羽にも遭遇できて嬉しい

夕食

今日のメニュー

夕食 ご飯とお味噌汁はお代わり自由

この日、山荘で私たちが見た宿泊客は約20人弱。

2組がカップル(我らともう一組)。

男子2人のパーティが1組。

女子のソロ2人。

男子のソロ7-8人。

 

ソロ登山者の多いことよ😮

 

夕食前に、槍ヶ岳山荘のスタッフ?の方でしょうか、本日宿泊する予定のパーティから救助要請があったらしく、3名の方が、吹雪の中装備を持って慌ただしく出かけて行きました。命がけの救出です。

 

約2時間後に中高年女性がスタッフに抱きかかえられながら他2名の連れの男性と共に、山荘に入ってきて、部屋に連れていかれる後ろ姿を見ました。

無事でよかった😊

 

しかし、すごい現場を見てしまいました😮

 

遭難者救出の前線基地でもあることを実感。スタッフの方に頭が下がります。

 

誰もこんな雪山になるとは思ってみなかったのでしょうが、達人のように、どんな状況にも対応できる万全の装備と準備の重要さを痛感したのでした。

 

槍の穂先には登れなかったけど、3071メートルの槍の肩まで行けて、初冠雪の日に出会えたことに満足しました。

 

登ったはいいけど、明日下山出来るのか、心配になっていた私でもありました。

 

槍見の湯からの槍と、山荘からの槍は、当たり前ですけど同じ槍なのよねー☟

 

 

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました😊

 

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