あこがれの日本百名山 会津駒ケ岳にやっと登ってきた記録です。
こちらは、3年ほど前に駒の小屋に予約をしたものの、都合がつかなくなり、やむなくキャンセルし、それからずっと恋焦がれていた山です。
高低差1200メートルの山を登る＆山小屋泊は、今回が初めてです。
この夏の我ら夫婦のメインイベントのひとつ２泊３日の旅は、以下の日程で進みました。
- １日目 そば八 → ミニ尾瀬公園 → 檜枝岐温泉民宿こまどり泊
- ２日目 登山開始 → 会津駒ケ岳山頂 → 中門岳 → 駒の小屋宿泊 ←今ここ
- ３日目 ご来光 → 下山 → 駒の湯 → スープ焼きそば釜彦
前日は会津駒ケ岳の登山口に近い民宿こまどりに宿泊し、宿の奥さんに送っていただき、いろいろあって８時に登山開始。登山道の両脇のスペースには、多くの車が駐車していました。人気の山がよくわかります。
登山を始めてすぐに急登が続きます。
暑くて、重くて、登り坂が厳しくて、二人とも息があがり思うように先に進めません。
約２時間後、水場が見えてきて嬉しい。すでに500ccは飲み干し、水場で水を補給しました。
ガレ場をしばらく行くと、こんな景色に出会えました。
お花畑が広がりました。
駒の大池周辺のベンチでお弁当にしました。おにぎりがあまりにも大きくて二人で半分づつで十分です。唐揚げ2こ、ソーセージ、チーズ、2こ、漬物、シソ巻き、きゅうり、ゼリーと盛りだくさん。
腹ごしらえを終え、駒の小屋で重い荷物を預かってもらって、いよいよ会津駒ケ岳山頂と中門岳を目指しました。
ついに山頂に着きましたー。
標高2133m。一等三角点があります。残念ながら雲の中です。
これから中門岳を目指します。
もしかして、ついに？
ついにやって来ました～、中門岳。
大きな池塘があります。ワタスゲがきれい。隊長と二人貸し切り状態であります。
会津駒ケ岳を代表する花ハクサンコザクラ。
他にも数々の可憐な高原植物に出会えました。
小屋に戻りまーす。
駒の小屋に戻ってきました。
こちらの小屋には電気がきていないそう（小さいソーラーパネル１枚あり）。水も通っていないランプの宿です。
チャーミングな奥様にご案内いただき、素泊まり一人3000円 x 2名分をお支払い。
今年、第50回会津駒ケ岳夏山開きの時に配られた余っていたという鈴付き木札をいただきました。ありがとうございます。
隊長と私二人初の山小屋の右側のエリアは、女子4名、男子1名の５人で使います。通常はこの部屋に11人は入るそう。敷布団には毛布がかけてあり、かけ布団も毛布と一枚づつ清潔です。
トイレは木道脇のチップ制の外のきれいなトイレを使用。
水がないので、薬用歯磨きを使用したい場合は、トイレにペッとする。
８時消灯のため事前にヘッドライトを準備しておく。
寝るところでの飲食禁止。などの説明を受けました。
1Fのランプの部屋では、先客の皆さんが、マスクをして和やかに歓談されていました。
私たちも缶ビールを買って話に加えていただきます。
定年退職された兵庫からの登山ベテランの男性は一人登山。昔は雪山、岩登りをしていたそう。スキットルにシングルモルトのウイスキーを持参されさすが。
二人連れのお姉さま方はたぶん70代。登山歴50年以上。白髪のお姉さまは百名山は99踏破されたそう。すんばらしい。
ソロのたぶん30代と思われる女子は、しっかりと下調べをして、10キロのザックを背負い、自立している女子とお見受け。
後から来られた女性1男性2の中年の楽しい三人組は、職場の仲間で和気あいあいと。駒の小屋は一か月前から予約したそう。
そして我ら山小屋初めて中高年夫婦と、山小屋に集う人々のダイバーシティ（多様性）を感じたのでした。
あろうことか、私は化粧落としシートを持ってくるのを忘れており、ソロの女子が分けて下さいました。ありがたいことです。私のソイジョイをお礼に渡しました。
お昼に食べきれなかったもう一つのお弁当と、持ってきた味噌汁と焼き鳥缶で早い夕飯にして、せっかくのランプの宿の灯火を見ることなく、19時には早々に寝てしまいました。
1280m登って、７時間弱歩いて、重いザックを背負ってたどり着いた念願の会津駒ケ岳とお花畑のような中門岳は、長年の夢の通りの雲上の楽園で感激しました。
達成感と共に、ほんの少し自信がつきました。
駒の小屋に泊まることができて、山を愛する皆さんと一期一会、楽しい思い出となりました。
翌朝のご来光を楽しみに、明日に続きます。
木道整備のために、隊長とふたり別々に、ガバメントクラウドファンディングで帰宅早々ふるさと納税をしました。
傷んだ木道が何か所もありました。これらを整備するのは本当に大変なことだと思います。
会津駒ケ岳のTシャツが返礼にいただけます。
安全な木道整備のために、賛同される方はぜひ応援をお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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