昨年の夏に山梨の大菩薩嶺に登り、嵯峨塩鉱泉 嵯峨塩館に宿泊した記録です。
ずっと大菩薩嶺に登りたくて、結婚28周年の記念日のお祝いもかねて嵯峨塩館を予約しました。
半年前に一度予約をしていましたが、台風の影響の道路閉鎖により中止、再チャレンジでした。
私たち結構こういう再チャレンジがいくつかあります。山は天候に左右されるので仕方ないですが、一度その気になっていたのが中止になると、より思いが募り、再チャレンジの気持ちが強くなります。
大菩薩嶺は生憎の雨で、この時も登山自体を迷いました。
私的にはワイナリー巡りに変更したかったけど、隊長に促され、私はやや(実は結構)渋々買い替えたモンベルのストームクルーザー(レインウェア)初使いで雨の中の大菩薩嶺を目指しました。
とにもかくにも、下山後の嵯峨塩館を心の支えに登りました。
本来なら大菩薩湖と富士山を望む展望であるはずが、視界絶不良。
雨の中で出会った人は10人未満。
隊長先に行ってよ、雨の中の下りが怖いからと少しやけになり(笑)後から隊長の写真を撮る私。
大菩薩峠 1897M 山頂には誰もおらず
下山途中の木々と苔は雨露に濡れて
時間3:53、距離7.3km
意外に短かったのですが、行きは急登で、雨で疲労がどっときたのでした。
晴れた日に、今度こそ山頂から富士山を見たいし、ゆったりと稜線歩きを楽しみたい。
We will be back.
嵯峨塩鉱泉 嵯峨塩館
お部屋で頂いたお菓子と冷たいお茶に、間違いないお宿と確信。
この確信は大当たりでした。
コンパクトで、センス良く、目にも楽しいお膳。
チェックイン時に夕飯の飲み物を聞かれ、迷いに迷って、勝沼醸造 アルガブランカ ブリリャンテを注文。だって結婚記念日だもん。雨の中山登ったもん。
あまりの美味しさ&嬉しさに、ボトルと共に写真に写る私。お宿のスタッフの方に、これはいいスパークリングですと太鼓判を押されましたが、まさに最高でした!
通常お宿では、酒類は定価の2-3倍の価格で提供され、サービス料として当然だと思いますが、定価に近い価格で提供されていたのが、ものすごく良心的で地元の生産者を応援されている姿勢が素晴らしい!
トマト鍋はやさしーい味。
この後、ブルーチーズを入れて味を変えていただくのが珍しかった&好きな味。
鶉と鶉の卵
自家製刺身こんにゃくは絶品。名物のようですが納得です。
山のお宿で出てくる自家製の刺身こんにゃくはどうしてこんなに美味しいのでしょう。
川でまだ泳いでいるようなヤマメの木の芽焼き
桃の冷たいスープ 桃どころ山梨ならでは
夕顔のあんかけ
ワインビーフが来たら、赤ワインも開けている我ら。
見た目に、味に、手がかかっていることがよくわかります。
飲んだらご飯は食べられないよ~、普通はね。
開けてみたら、炊き込み山椒の実ご飯、蕎麦、茶わん蒸し、香の物にマックス心ひかれ、食べましたよ。
デザートも少しづつというのが嬉しい
たらふく食べたのに、野趣あふれる囲炉裏についつい引き込まれる。
かき餅をあぶってどうぞとあるので、お腹いっぱいにもかかわらず、隊長餅を焼く。木の実が入ってほんのり甘く、このままでいける素朴な味。
囲炉裏のそばで、かき餅をあぶりながら、現存する日本最古のワイナリーまるき葡萄酒の、ラフィーヌ ヤマ・ソービニオン片手に、山談義をしていた妙齢のご夫婦にも注ぎながら、山の話に盛り上がった夜でした。
そして体力のあるうちに鳥海山にも登りたいね、と隊長と決意したのでした。
翌朝のごはんも、目に楽しく、ごはんがすすみました。
野菜たっぷり、薄味だが出汁が効いているお鍋、少しづつの漬物や保存食の郷土料理がとても嬉しいです。
ブログを始める前に泊まった宿で、お風呂の写真を撮り忘れましたが、温泉とは異なる鉱泉、絹のような滑らかなお湯でした。
お宿も古民家のような雰囲気のある好みの内装でした。
朝風呂もゆっくり入って、渓流沿いの宿の敷地内を散歩もまた楽し。
山梨は、果物、ワイン(これ重要!)、お肉、野菜なんでも美味しくて、山も近くて水も美味しく、いいところだと実感しました。
大菩薩嶺再チャレンジの際には、またこちらに宿泊したいです。頑張ってまた働こう!
お湯に、食事に、ワインのセレクションに大満足のお宿でした。
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