Kajirinhappyのブログ

おうちごはん、家飲み、山旅、温泉、リモートワーク中の日常などを綴っています。

【涸沢カールを目指して、上高地 徳澤園宿泊記】

長年の憧れであった、涸沢カールの紅葉を見に、私の誕生日前祝い記念を兼ねての旅、3泊4日でゆったり日程で計画した記録です。

3泊4日の旅

1日目 上高地 ⇒ 徳澤園泊  ☜今ここ

2日目 徳澤園 ⇒ 横尾経由 ⇒ 涸沢カール ⇒ 涸沢小屋泊

3日目 涸沢小屋 ⇒ 徳澤経由 ⇒ 上高地 ⇒ ホテル白樺荘泊

 

通常涸沢カールは1泊2日のようですが(それもすごいと個人的には思いますが、ザック背負って山道16キロ、1日7時間歩く)、私達は無理をしないで、当初は徳澤園と涸沢小屋泊の2泊3日の予定でした。

全て満室だった上高地エリアのホテルを検索していた夫が、白樺荘に1室キャンセルが出たことを発見し、私の誕生日祝いを兼ねて、思い切って予約をしようと。

私の作る定食への値付けにはやたらしぶちんですが、こういう時は太っ腹です(下げてて上げるw)。

中高年の私、もはやモノより思い出、体験優先であります。

上高地から明神へ

駐車場に車を止めて、さわんどバスターミナル⇔上高地の往復バス乗車券@2,400を購入しいざ、上高地へ。

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隊長@さわんどバスターミナル

上高地バスターミナルに到着。
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歩き始めます。

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上高地 河童橋穂高連峰

ビジターセンターの脇を通って、気になる明日の天気を確認します。
台風を心配していたので、予報が雨から曇りになってる!嬉しい。


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小梨平を通過して進みます。

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 エリンギ?

明神に着きました。

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これが本当の原木きのこですね

穂高奥宮は雲がきれて神々しいです。

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穂高奥宮

嘉門次小屋

昨年来た時は、自動食券機に長蛇の列だったので諦めましたが、今回は平日のせいか静かです。


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お昼はここに決定。

岩魚は頭からしっぽまで食べられました。

絶妙な焼き加減にして絶品でした。

お隣に座った、いかにもいいカメラ&機材を背負ったおひとりの紳士は、ビール2本、岩魚2枚を一度にご注文。

通な頼み方にしびれる

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名物の岩魚塩焼きとおでんとビールランチ

徳澤園

上高地バスターミナルから徳澤園まで約2時間歩いて、途中嘉門次小屋でお昼しながらゆっくり歩いて着きました。

井上靖の『氷壁』、新田次郎の『栄光の岩壁』といった小説ゆかりの宿だそう。どちらも読んだことありません。読んでみたいと思います。

可愛い外観と館内


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上高地街道を歩いてくるとひときわ可愛い外観が目を惹きます。

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雰囲気のあるエントランス
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民芸風なラウンジ
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ライブラリーと可愛いお土産コーナー

井上靖の『氷壁』に関する資料が展示されており、興味深く読みました。


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相部屋HODAKA

私達はHOTAKAの相部屋です。

個室の和室や洋室もあるようです。

予約した時に、最も安い相部屋か最も高い洋室しか空いていなかったので、相部屋を選択。

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私達のお部屋は、二段ベットの二階。NO.30とNO.31。

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相部屋はカプセルホテルチック

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夫のベットNO.31

奥にザックが置ける棚があり、ハンガー掛けが脇にあり、電気のスイッチは天井に付いていて、コンパクトです。

清潔なリネン類、羽毛布団というところが◎であります。

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私のベットNO.30 自分で布団を引いた図

信濃白炭の湯


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山の中でお風呂に入れるなんてありがたいです。

こちら女湯は8人まで可能、男湯は5人までだそう。女子のお客さん率が高いのが妙にうなずけます。

ガチガチの山男(女)なら、上高地から2時間のところで泊まるなんてことはしないでしょう。縦走予定の山男(女)なら、20キロ位のザックを担いで、上高地からその日のうちに奥穂高岳or北穂高頂上か槍ヶ岳山荘まで9-10時間歩いてテント泊するでしょう、と私の勝手な想像。

写真は徳澤園のHPからお借りしました。

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77歳の女傑に出会う

この女湯脱衣所で、77歳ひ孫あり、日本百名山全座踏破、涸沢カール7回目、ソロ登山の京都からおいでのゴッドグランドマザー(以下勝手にGMと呼ばせていただきます)に声を掛けられました。

GMは、既に涸沢からおひとりで下山され、本日ゆっくり湯につかり、明日また別の山を登ると。GM曰く、70歳以上がツアーに申し込むには家族の同意が必要で、75歳以上になるとツアーにも申し込めず、パンフレットさえ送られてこないので、これが最後と思ってソロ登山に来たと。

涸沢から穂高に登ったんですか?ザックの重さはどの位ですかと質問すると、GMは、穂高には既に3回登っているので今回は涸沢の紅葉のみの目的、ザックは最大16キロ担いだが、今は13キロ位だと。夫のザックより重い。私の倍です。

ひえー!

世の中には目を見張る女傑、猛者がいるものです。とても77歳には見えない、パワフルなGMに圧倒されてしまいました。

そしてその隣で入浴中の同じく70代のお二人のお姉様方と、常念岳からどこがよかったとか、塩見岳から何とかを経由して北岳に至る縦走は、男が泣き出す程厳しいが、素晴らしいものだったと語り合っておられました。

GMのように日本百名山踏破とまではいかずとも、体力、気力、筋力を充実させて77歳まで楽しく山を登り続けたいと思った50代の夜。

売店とキャンプ場

風呂上りに、名物のソフトクリームとレモン酎ハイを飲む不思議な組み合わせもOKな我ら。


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ぶらぶら徳澤園前のキャンプ場を散策。

持ち込みテントは予約なしでOK、レンタルもあるし、手ぶらでぶらりとキャンプ略してブラキャンも出来るとはなんと至れり尽くせり。


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こちらのおしゃれなコーナーは、ブラキャンのお客様限定だそうです。


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夕飯と朝食

5時15分から夕食です。カフェのようなかわゆいメニューボードに期待膨らむ😊
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メインダイニングも温かい雰囲気です。


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自家菜園で採れた無農薬のお野菜での優しい食事。

昼間に続いて岩魚ですが、こちらも先ほどまで裏の渓流で泳いでいたものだけあって、新鮮にして頭から全部いただけます。

自家製豆腐も優しく。

ステーキいただけるとは思いませんでした。大満足。


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後ろの席のグループは、明日は朝5時出発のため、朝ご飯のおこわのおにぎりを受け取っていました。朝5時に出発して、涸沢カールに行って、戻って来るようです。

ベテランのガイドさんが、とにかく荷物は少なく、雨具、お弁当、飲み物、防寒着を忘れずに、お金があれば、涸沢で食べ物も買えますからと。

あとの荷物は置いていくようにと伝えていたのを、ふむふむと聞き耳を立てて聞いていました私。

 

満腹になり、やることない私は20時には就寝。

うっすらいびきかいてたと翌朝隊長に指摘され、1階の人に聞こえなかったかしらと思うと小っ恥ずかしい。

 

翌朝、6時に起きても10時間しっかり寝た私。寝過ぎだよねw。

7時に昨晩と同じメインダイニングで朝食です。

昨晩のたぶんモン〇ルのツアーと別のツアーの皆さんは、朝5時に出発したらしく、朝は昨夜程人がおりません。

女将のふるさとの天草のひじきとおからの炊いたんが優しい。

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当初の天気予報では、台風接近&雨の予定でしたが、雨も降らず、最小限の中身のみのザックから、更に、今宵小屋で使わないであろうグッズ(お風呂に入った時の濡れたタオルや、徳澤園でいただいた歯ブラシ、着替え等)をまとめて、徳澤園に預けて、8時前に出発しました。

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初日のデータ

初日は、上高地から徳沢園まで、以下赤いルートで、約9.7キロ歩きました。

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www.tokusawaen.com

 

 

続きは今週後半にアップ予定です。

 

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