2年前の3月に父の米寿のお祝いに3夫婦(両親、姉夫婦、私達夫婦)で星野リゾート界 伊東に宿泊した記録です。
東名高速を走ると、雪を抱いた名峰富士がこんなに近くに。
いつ、どこで見ても美しい。 車の中からですが、撮らずにはいられない。
熱海に立ち寄り一足早い桜を鑑賞
大寒桜 いろんな種類の桜があるのね
星野リゾート界伊東 広い玄関の前で姉夫婦
こちら以前は伊東の老舗旅館だったようですが、最近は星野リゾートで再生されるところが多いですね。伊豆山の蓬莱しかり。
広い玄関を過ぎると、広いロビー
夕飯まで、伊東の街&川沿いをぶらぶら散歩しました。
三浦按針(ウィリアム・アダムス)が洋式船を建造した地が伊東市らしく、「按針メモリアル公園」がありました。
私が子供の頃は、TVのCMで ”♪いとーにいくならはとや♪”と、連日流れていた記憶があります、カステラ一番電話は二番三時のおやつは文明堂♬と共に。その歌今でもフルコーラスで歌えちゃうんですけど笑。有名な温泉どころは今はどちらも苦戦しているように感じます。時代のニーズをとらえて再生して欲しいです。
こちらお座敷文化大學の看板がかかる、立派な建物の東海館も、昭和3年に創業された老舗旅館で、幾度かの増改築を行いながら、旅館業を営んでいましたが、平成9年に70年近く続いた旅館の長い歴史に幕を下ろされたとか。昭和初期の代表的な旅館建造物として文化的価値をもち、戦前からの温泉情緒の景観を後世に残すという理由から、平成11年に市の文化財に指定されたそうです。中に入って見学させていただきました。
宿に戻ってきました。
部屋は6人が一緒に泊まれる一室です。
リビングのようなプレイスペースでぬいぐるみに囲まれてみるお茶目な義兄。
小さい子供がいる祖父母子孫の三世代で泊まるにぴったりのようなしつらえです。
このプレイスペースに伊豆・稲取の「雛のつるし飾り」が。この風習は、江戸時代より始まったとか。子どもの健康と幸せを願って作られ、祖母から母へ、母から受け継がれてきた伝統細工だそうです。可愛い。
部屋は全てベットで、両親が2ベットの部屋。姉夫婦と私達は一緒の部屋で、間にロールスクリーンがあったと思います。
いびき合戦だった記憶もありますが、早く寝たもの勝ちですから笑。
滑らかで優しい肌ざわりの温泉に入ってゆっくりしました。
食事処でのお夕飯です。
先付け 生桜海老 しょうが 加減醬油
お椀 春山三色彩進上 海老旨煮 木の芽
春らしいお椀に心躍る
宝楽盛り 八寸
フォアグラ苺射込み 甘海老の小袖寿司 菜の花の芥子和え 鱒の木の芽焼き
蚕豆玉寄せ じゅんさい 白魚束ね揚げ 蕨のお浸し胡麻白酢 山菜白扇揚げ
お造り取り合わせ
酢の物 土佐酢和え 旬の恵み
揚げ物 鶏の最中射込み揚げ 和風ピクルス
蓋物 桜鯛葉蒸し 山葵
桜餅のような見た目と、蓋を開けた時の喜びはたまらない
台のもの 金目鯛のぐり茶蒸し
食事 白飯 止め椀 香の物
甘味 二種より選びました 界特製淡雪チーズ椿見立て 春のおすすめ桜デザート
米寿のお祝いの手配を特別に事前に宿の方にお願いしたわけではないのですが、チェックイン時に宿泊の理由を米寿の祝いと記したところ、食後になんと、ちゃんちゃんこと扇を持ってきて父に着せてくれました笑。似合ってるのが可笑しくてみんなで大笑い。
それからお祝いのプレートと記念写真も撮って下さり、翌日3家族に渡して下さるなど、素晴らしい配慮に感激です。
姉と私で指でそれぞれ八を表現して米寿の八十八を意図したのに、義兄ピースしてるという。九十になっちゃったね、まいっか。
翌朝、朝風呂にゆっくりつかり、お庭を眺めて
あさごはん 鯵のなめろう まご茶漬けが大層気に入りました。
一、まずはなめろうをそのまま
二、ごはんに乗せ、どんぶりにして
三、出汁をかけ海苔、あられで茶漬けで
他に、炊き合わせ、温泉卵、鯖の柑橘みりん干し、豆腐じゃこピーナッツ、ちんちん揚げ、しらすはんぺん、まご茶漬け、味噌汁
さすが、海のそばのお宿だけあり、新鮮な海の幸が大変美味でした。部屋も広々とベットで快適、温泉も気持ちよく、米寿のお祝いの心遣い、プロのサービスを感じた宿でした。
帰りは、JR伊東駅周辺を散策し、干物を買って、河津桜まつりまで足を延ばしました。
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