夫が久々にロードバイクの練習再開し、一週間程した後、膝を痛め、歩くのもままならないような状況でした。少しづつ回復してきたところ、湯治に行きたいと言うので、感染症対策をして鶴ヶ城と東山温泉向瀧に湯治に行った記録です。
NHK大河ドラマ「八重の桜」で、幕末の戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として有名な日本百名城のひとつ会津若松 鶴ヶ城へ。
綾瀬はるかさんが植えた桜にはきれいな文字の直筆メッセージがありました。
鶴ヶ城
名残の八重桜
美しい鶴ヶ城。
この葉桜が満開か蕾であったら、どのようだったのかと思いますが、葉桜でも十分です。
天守閣と茶室麟閣の入場料一人520円を払って天守閣へ。
自然のクーラーのように涼しく、塩蔵。
天守閣から飯盛山方面を望む。係員の方がいらして、中央左の塔の奥が白虎隊最期の地飯盛山と教えてくれました。
城内には、白虎隊十九士の顔と紹介があり、悲しい気持ちに。
茶室「麟閣」は千利休の子・少庵が建てたと言われる茶室だそうで、蒲生時代の創建の伝承を持ち、武家茶道の様式を備えた茶室としては珍しい建物だそう。
菓子司 会津葵
蔵構えのお店がいいです。
かすてあんを買いました。人形焼、もみじ饅頭&こしあん好きの私好みでした。
帰宅後、4つに切り分けて珈琲かお茶で頂きました。他にも心惹かれるお菓子多数ありました。
東山温泉 向瀧
平成八年登録有形文化財「向瀧」 第一号物件登録
江戸時代、向瀧の前身「狐湯」と称し、会津藩上級武士の指定保養所として会津を癒していたそうです。
玄関から、階段を下りて、登って部屋に行きます。歴史を感じます。
廊下を歩くと中庭に枝垂れ桜
階段は結構急です
お部屋でチェックイン。自家製羊羹と抹茶。部屋から中庭の眺め。桜満開の時期は如何ばかりかと。
お部屋も純和風で、眺め良しです。
掛け物も鏡台も時代を感じます。
大浴場 さるの湯
まずは大浴場さるの湯へ。
綺麗に清掃が行き届いた浴室。自家源泉3本、100%かけ流しだそうです。お肌がすべすべになって、芯までポカポカした気がします。
きつねの湯
会津藩上級武士を温めていたきつねの湯。今もコンコンと湧き出でていました。
湯治場風で、温度44-45度で熱めのお湯で、トライしてみたけど、私は湯船には入れませんでした。夫は1分入って出てを繰り返したらしい。
大理石掘り出しの洗面台がすごいです。
夕飯 春の献立
夕飯はお部屋出しです。最も古いところは、148年経過している和風木造建築ですから、お食事処などはないのもわかります。
- 食前酒:白紅酒
- 先付:春菊と椎茸の白和え
- 前菜:茎立ちの粉節和え ウドの梅酢漬け 牛蒡の胡麻和え 雪中あさつきの玉子焼き 福島酵母和牛の美酒佳肴焼き こごみのオリーブ和え
- 向付:春香る 鯉のたたき
- 伝承の一品:会津藩直伝!江戸時代からの鯉の甘煮
- 強肴:にしんのさんしょう漬け
- 鍋物:春らんまん 紅鱒紅くるり
向付の鯉のたたきの春香るは、蕗のとうが醤油に溶いてあり、これをかけていただきますが、これが絶品でした。
そして先付けの春菊と椎茸の白和えもとても好み。
食前酒は、あまり甘くない甘酒の風味でこれも大層気に入りました。薄紅色が桜を連想させます。
会津藩直伝の鯉の甘煮は、私にはやや甘すぎましたが、コクがありました。海のない山国会津では魚の中で一番「位」の高い魚が鯉で、その頂点とされれたのが鯉の甘煮だそう。
そして忘れてはならないのが、箸置きのかじか。箸置きに黒文字入れになっていて、そのユーモラスなお顔に釘付け。超私好み。お宿の名前が小さくありました。翌日買って帰りました。
日本酒は山廃純米酒【美酒佳肴】飲み比べセットを一つ注文して飲み比べ。
左から新酒、熟成、大古酒。私たちはどちらも大古酒がとろっとして気に入りました。
雑穀古代米がもっちりと桜の香りがして、まるでお赤飯&道明寺のようでとても好き。
そしてこづゆが最高に美味しかった。会津の祝いの席には欠かせないホタテの貝柱から摂るやさしく上品な薄味な煮物。
これは家で作ってみたい。
お食事は全て手作り、化学調味料不使用、里山の恵みを感じたお食事でした。
食後、売店までぶらぶら歩いて、雨の中庭を廊下からながめて、食休み後、貸切風呂に行って、古風な温泉浴室を楽しみました。
翌日に続きます。
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