奥鬼怒温泉郷にある4つの温泉のうちの一つ、手白澤温泉に1月に宿泊した記録です。
2017年の宿泊以来、とても気に入って、毎年時期を変えて、異なる季節を楽しんでいます。私たち夫婦の目標は85歳を過ぎても、夫婦で歩いて泊りに来ること。
この温泉は約2時間半程歩いてしか行けない宿です。
(実際には提携しているタクシーを事前に手配していれば行けそうではありますが)
通常一日6室限定ですが、コロナ状況を受けて、6部屋中3部屋使用し、使用後は一日以上空け換気をよく行って営業されています。Go to トラベルキャンペーンの対象外です。
1月の夫の誕生日のお祝いに、事前に希望を聞くと、ここをリクエストされたので、昨年のうちに予約し娘と息子も誘って、家族四人で雪道を歩くことにしました。
私たちは新たにスノースパイクを購入し、子供達には私たち夫婦のチェーンスパイクを貸して。
この日のため隊長は事前に装着練習をしていました。
前日に玄米入りおにぎりを16個とゆで卵を用意(昆布、ツナマヨ、おかか、悪魔のおにぎり)。こんなに作るの久しぶり。
ローソンの悪魔のおにぎりも初めて真似てみました(天かす、青のり、めんつゆ入り)。さすが商品開発のプロはすごい発想で、ネーミングも含めて、ヒット商品を生み出しますね。
どれだけ食べるのか予想がつかない息子が参加ですから、朝昼分ではこれで。足りない分は途中のコンビニ調達。
出発してしばらくしてから、息子まさかのレインウエア上下忘れてきたことが発覚。嘘でしょう、頼むよ〜、山登りの基本だよ〜。これから自宅に戻っては、12時までに女夫渕駐車場に着けなくなる。日光の手前の今市周辺でワークマンを探す。そこで下のレインパンツを1500円で購入。ありがたきはワークマン様。
女夫渕駐車場に到着。雪も想像していた程ではないが、外は寒い。車の中でおにぎりを食べて、身支度整えて、アイゼン着けて出発。
用意している時に、加仁湯のマイクロバスの方が、今日はどちらにお泊りですかと尋ねてきました。奥鬼怒温泉郷にある4つの宿のうち2つ(加仁湯、八丁の湯)はマイクロバスでの送迎があります。
私たちが泊まる手白澤温泉と、もう一つ日光澤温泉は送迎なく、自分たちの足でその宿まで目指します。12:22出発。
歩き出しの奥鬼怒歩道は結構な雪で傾斜も急なので、少し車道を歩いてから、奥鬼怒仮歩道に入りました。
鬼怒の中将乙姫橋
トレースを確認しながら歩いても、思わずズボッと深く足を取られること多く、いつものように思うようには進みません。
やっと途中の八丁の湯まで来ました。軒下をお借りして、珈琲&味噌汁休憩。寒くて寒くて、ここで娘と私はダウンを着込む。
加仁湯の前を通り過ぎ、雪のない季節なら、ここから遊歩道を歩いていきますが、車道経由で向かいます。
手白澤温泉の案内が出てきた。
岳(宿の川上犬)迎えに来てくれないかなあ~と呟きながら、もう少し。
やっと見えてきました。
15:30頃到着しました。通常より時間がかかりました。
いつもながら、清々しい玄関、お部屋も広くて、シンプルで、清潔です。
板の間に四人分のリュックが置けます。浴用&バスタオルのどちらもかけられるラック2つも嬉しい。この日は六番のお部屋。
高い天井と、このぴかぴかの廊下が好きです。
右手に、今夜のごちそう岩魚がまだ泳いでいる生簀を見ながら、温泉に。
広々として、清掃の行き届いた脱衣場と内湯
この温泉に入りたくて、雪の中3時間歩いてきました。あー幸せ。とろりんとして、本当にいい温泉です。
お楽しみの夕飯。
こちらの前菜が好きです。鹿刺し、岩魚とチーズの燻製、こごみのお浸し、独活のきんぴら、ふきのとうと菜花の和え物。
夫のお誕生祝いなので、スパークリングを開けました
岩魚の塩焼き
牛ヒレ肉のステーキは柚子胡椒と岩塩で
写真撮り忘れましたが、ご飯と蕎麦掻汁が出て、デザートはりんごのシャーベット
薪ストーブで食事処はずっと暖かい
翌朝、窓の外を見てみると、相当降った模様
もちろん朝温泉にも入りました
これぞまさしく雪見の温泉
夜と朝では雰囲気が違います
朝食は、虹鱒の甘露煮、温泉卵、長芋のふんわり(勝手に命名)お漬物たっぷり
食事のあと、ゆっくり珈琲を頂いて、身支度を整え、さあ出発というところに、待ってました可愛い岳くん、待っててくれたの~?
だいたいいつもは、一番最初に出発するお客さんと一緒に歩いて行くとは、奥さんのお話。既に一番最初のお客さんは出発されたのに、戻ってきたそう。嬉しい!
どんな姿もいい
すごい雪のなか 記念に家族写真をヒュッテの前で撮ってもらいました
宿も、温泉もお名残惜しいですが、宿を後にして歩き始めました。
新雪がすごいです。
早くおいでよ、しょうがないなあ、迎えに行くか、と言っているのかどうか、勝手な想像。
ちょいちょい岳が迎えに来てくれました。
つかず離れず、先導しつつ、マーキングしつつ岳が一緒に歩いてくれました。
駐車場に無事に戻ってきました。
行きも帰りも誰にも会いませんでした。
車にはだいぶ雪が積もっていました。
岳と一緒の帰りの雪道、楽しく帰ってきました、ありがとう!
今度は夏か秋に、また来ます!
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