Kajirinhappyのブログ

おうちごはん、家飲み、山旅、温泉、リモートワーク中の日常などを綴っています。

日本百名山 西吾妻山登山と白布温泉別邸山の季宿泊記 後編

西吾妻山を無事下山後、この日の宿 白布温泉(しらぶ)別邸 山の季へ

天元台高原ロープウェイ湯元駅から車ですぐ近くです。

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白布温泉 別邸 山の季館内

出迎えてくれるのは「松泉多清響」の掛軸。しょうせんせいきょうおおし。松の木立の中から湧き出でる泉からは清々しい水音が、あたり一面に響く。

ロビーには地元山形県上山市出身の歌人、随筆家、精神科医斎藤茂吉の書もかかっていました。なんて書いてあるかお恥ずかしながら不明。私は茂吉の次男北杜夫の作品を読んだことがあるので、中味がわからなくても端正な文字に何だか親しみを感じます。


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ロビーで、アルコール消毒、検温、詳細なチェック項目に記入し、梅昆布茶を頂きます。こちらはオールインクルーシブ(白布温泉の近隣の老舗旅館の入浴券付き、アルコールを含む飲み物代も含む)の説明を受けました。


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部屋はベットのお部屋を予約していました。浴衣も大中小のサイズと浴衣も2種類用意されて、清潔な室内。


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エレベータのそばや階段の踊り場には地元山形の美しいこけしや笹野一刀彫が飾ってあって楽しい。左の尾長鶏の尾の見事なこと。


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いずれも表情、味わいがあって思わず見とれてしまいます。ユーモラスでセンスある。


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石の風呂「山石」と家族風呂

まずは大浴場と家族風呂は予約して汗を流してゆっくりしました。掃除が行き届き、お湯も適温です。

大浴場を出たところにビールサーバーか?と見まごうオールフリーのサーバーが。ノンアルコールね、と私たちはスルー笑。


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中屋別館不動閣の露天風呂とオリンピック風呂

せっかくですから、18:00まで入れる宿の向かいにある、中屋別館不動閣の温泉に行ってみることに。生憎雨が降りましたが、傘をお借りして新緑の中を進みます。登山中の雨では無かったことに感謝。純和風の建物の奥に温泉がありました。


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こちら素晴らしい露天風呂。外の景色を眺めながら最高です。ひとりゆっくりリラックスしました。右が最上川源流を望むオリンピック風呂。すごく長いお風呂です。昭和39年、先のオリンピックの年にオープンしたそうです。


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独占状態でのんびりと湯につかり、来た道を戻りました。階段や、桜の木の上にある鳥の箱も絵になる。どんな鳥が来るのかな、気になる。


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ラウンジ

戻って来てから、待ちに待った温泉あがりのビール。こちらのラウンジでは、生ビール、山形の地酒、ワイン、ハイボール、ソフトドリンクが自由にいただけます。ちょっとしたおつまみもあって嬉しい。


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まずは、生ビールで、登山お疲れ様でした。

その後、山形のスパークリングワインで外の景色を楽しみつつ、疲れた足をオットマンに投げ出して登山の反省会。このオットマンうちにも欲しい。

金曜午後前入りして、翌日天気になり、土曜日朝から登山できて本当に良かったと。

これが、次の日になると、登山後の温泉もこのビールのお楽しみもないわけで、飲んだ翌日早起きして登るわけで、1日の違いが大きな違いです。このラウンジでの登山後&温泉後の生ビールが至福の時でした。


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夕飯 食事処「山里」

食事は18時からお願いしました。スパークリングをグラスでいただき再び乾杯。

食前酒 さくらんぼワイン

先付け 胡麻豆腐 蕨 山葵

前菜 じゅんさい 蚕豆 筍真丈 里芋松風 山椒鴨 つの字海老

椀物 鱧 うこぎ麩 はす芋


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造里 米沢牛とうがらし サラダ仕立て

焼物 桜鱒三五八漬け焼き

途中私は山形のワインをお願いしまました。


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一方の夫は地酒5種の飲み比べ。前夜も飲んだ超裏雅山流気に大層入りました。

案内のお兄さんが丁寧に説してくれます。お酒も詳しい、聞けば色々教えてくれました。

飲み比べの5種目は一升瓶を持ってきて、花火のラベルの山形正宗夏の純米を目の前で注いでくれました。

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強肴 特選米沢牛ステーキ 鉄板焼

予約時に、ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶを選びます。事前に珍しく?2人の意見が一致してめったに食べないステーキに。


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煮物 飛竜頭 細竹

食事 山形のお米「つや姫

香の物 お漬物三点

水菓子 自家製シフォンケーキ さくらん


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檜の風呂「山の木」

朝風呂は、前夜と男女交代になった檜のお風呂へ。ぬくもりがやさしい。

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朝食

土鍋で炊いた山形米つや姫は、字の如くつやつやしており最高です。山形ならではの白桃のひとくちジュースも嬉しい。


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湯豆腐、ラジウム卵、ほうれん草のお浸し、焼き物、山の芋煮、サラダ、香の物。

そしてご飯がすすんでしまう、山形のだし、牛肉のしぐれ煮、しじみの山椒煮、里ごぼう、明太子等が並びます。


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食後に、ラウンジで好きな珈琲を淹れて、ソファーでゆったり余韻を楽しみました。

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宿泊は土曜日でしたが、満室にしないような配慮がされていたのか、それともやはりまだ客足が戻ってきていないのか。

前日私達と同じロープウェイに乗った中年(失礼)カップル2組も、ラウンジでお見かけしました。西吾妻山登山後に最適なお宿だと思います。山頂まで行かないで、お花のきれいなエリアを散策するだけでも十分楽しいです。 

 

こちらのお宿は、とにかく吟味された食材、丁寧な仕事のお食事に大満足です。飲み物込みのオールインクルーシブもいい。

一方で、日本食の決まった食事が苦手な人や、朝食はごはんがすすむものが並んだので、様々な事情で白米食べない場合は(今は糖質オフばやりですからね)、楽しむのは難しいかもと思いました。

私は、お手頃の宿ももちろん大好きですが、日本食のプロの料理人が、丁寧に出汁をとり、味に見た目に、あしらいに、器に地のものと季節感を盛り込んだ料理をこれからも少しずつ楽しみたいし、そういう宿も応援したい気持ちです。

食事、温泉、サービス、お部屋、しつらいどれも満足でした。スタッフの皆さん、ありがとうございました。

笹野観音堂

帰り米沢市指定文化財 笹野観音堂をお参りしてきました。あじさい寺との異名もあるそうです。

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ケヤキ造り、彫刻が見事と案内にあったので、ずっと上を見上げて豪華な龍・鼠・鳳凰・象の彫刻を夢中で探しました。見事な彫刻でした。猿の親子連れに境内で出会いました。

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