アルプスを代表する紅葉の名所、涸沢カールへ、いよいよ徳沢から歩き出しました。
1日目 上高地 ⇒ 徳澤園泊
2日目 徳澤園 ⇒ 横尾経由 ⇒ 涸沢カール ⇒ 涸沢小屋泊 ☜今ここ
3日目 涸沢小屋 ⇒ 徳澤経由 ⇒ 上高地 ⇒ ホテル白樺荘泊
4日目 ネイチャーガイドに参加 ⇒ 唐沢蕎麦集落で蕎麦を食す
横尾から涸沢へ
横尾に到着。
この日は台風の予報の日で、霧雨が降ってきたので、念のためレインウェアを着込みました。
準備の際、レインウェアのフードにくるりと丸めてザックからすぐに取り出しやすいところに収納していましたが、本当に一瞬にしてウェアを着込めて大当たり!
ガスってる横尾大橋
本谷橋の広い河原で小休憩。
ここで75Lの大きなリュックを背負ったソロ登山の長身の細い青年に出会う。
間違いなく私より体重軽そう、たぶん55kgもないんじゃないのと思しき彼が、あんなに大きくて重そうなリュック担げるのは何で?と隊長に問う。持久力と体力と筋力があるんだろうと。奥穂高か、北穂高に行くのかな~、気になる。
彼より早く休憩を切り上げて、我ら出発しましたが、途中の登りであっさりと抜かれ、もはや姿が見えなくなってしまいました。素早いです。
私も背負って連れてってぇ~。
息が上がって、途中で何度も休憩しながらSガレを通過し、紅葉深まる。
涸沢カール
左手には涸沢ヒュッテ。
着きました〜。テントはまばらですが、念願の涸沢カール。赤より黄色多めの紅葉。
涸沢小屋も見えてきました。
見えているのに、なかなか登れないもどかしさ。
奥穂高登山口の案内を横目で確認。
気力、体力、脚力が残っていたら、当初ザイテングラートから奥穂高に登ろうと思っていたのですが、いずれも残っていない二人w。
涸沢小屋
受付を済ませて、ザックをおいて、お昼にしよう。
自動販売機の缶ビール350ccは600円。
生ビールは1000円。
あなたならどっち?
私は一瞬缶ビールか?と思いましたが、隊長は迷うことなく生ビールを選択。
隊長が、生2つ、カレーライスとおでんときっぱり。私はおはぎを見つけてそれも追加しての、前日に引き続きルービー付きお昼になりました。
涸沢には、涸沢ヒュッテ(相部屋のみ、テントの受付はこちら)と涸沢小屋がありますが、私たちはあまり山小屋慣れしていないので、個室がある涸沢小屋に予約。
こちらは宿泊日の1ヶ月前の同日から予約可能なので、9/1の朝9時になるや否や電話して予約しました。
プライベートな空間で休めるのは、やはり助かりました。
汗びっしょりで、明日も引き続き使うインナーやTシャツやタイツを干したいけれど、ハンガーひとつ見つからず。ここで、思い出したように💡、今年求めた細びき(ロープ)をカーテンレールにくくりつけ、物干しに!
夕飯は17時からなので、売店で2300円の五一ワインを買う。
プラスチックのグラスも用意してくれました。山小屋でこれは嬉しい。持ってきたおつまみと共に部屋飲み開始する中高年夫婦。
夕飯はどうもチェックインした順に時間が決まるようです。
私たちは12:30過ぎに着いたので、最も早い17:00の夕飯でしたが、その後17:45、18:30と三回に分けて案内されていました。
日が落ちて、カールのテントにも明かりが灯り、これが美しい。翌日土曜の夜はすごかろうと。
そしてその土曜日はテント1000張りだったそうです。すごい!たぶんこの5-6倍のテントだったのでしょう。
そうそう、涸沢小屋はauしかネットワークが入らず、ずっと圏外の我ら。この日も8時前には就寝した私。
いつでもどこでもすぐにいくらでも寝られる私。
そういう私ですが、テント泊は自信がありません。
私たちの朝食は5:30。
山の朝は早いです。3時頃からごそごそと音がしていました。既に山に向かった人々多し。
朝食は夕食と異なり2回の案内で終了していました。ごはんとお茶はお代わりOK。
モルゲンロート
朝食を15分で食べ終え、テラスに出て、今か今かと待ちます。
「モルゲンロート」とは、早朝に昇り始めた太陽の光に照らされて山肌が赤く染まる現象のこと示す登山用語です。語源はドイツ語で「モルゲン(Morgen)」は「朝」、「ロート(rot)」は「赤い」という意味になります。朝日に照らされた幻想的な山の頂は、まるで早起きだけが鑑賞できる自然の絵画のようです。出典:
「モルゲンロート」が出現 山頂から見る紅に染まる北アルプス - ウェザーニュース
来年必ず戻ってくる。
そしてその時はザイテングラートから奥穂高岳に登りたい。
赤いヘルメット買って、戻ってくる。
と決心して、小屋にさようならして下ることにしました。
期待していた真っ赤な涸沢カールではありませんでしたが、黄色の紅葉も味わい深くていいものでした。
”涸沢の紅葉を見ずして穂高を語ることなかれ”
涸沢ヒュッテのHPに書いてありました。
天気に恵まれ、穂高に魅了された一日でした。
この旅の準備はこちらから
初日は徳澤園に宿泊しました。
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